謹んで新春のお慶びを申し上げます。
また、日ごろから深谷市の教育行政及び教育活動に対して、ご理解・ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
市教育委員会では、「立志と忠恕の深谷教育」を基本理念として、「人と関わり合い、人と響き合う 人づくりプロジェクト」を昨年立ち上げ、「ふるさと深谷が大好きな子供たち100%」を目指した取組を進めてまいりました。
その成果として、昨年度実施した全国学力・学習状況調査の質問紙調査では、「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思いますか」という項目に対して、小学校6年生は85.7%(国81.3%・県83.5%)、中学校3年生は82.3%(国75.3%・県75.8%)の児童生徒が国・県を上回る肯定的回答を示していました。
また、昨年7月3日の新札発行1周年の際には、各小学校が渋沢栄一翁や畠山重忠公などとゆかりのある県内外の小学校とリモート交流を、各中学校の代表生徒が北海道清水町及び東京都北区の中学生とリモートによる「まちづくりサミット」を実施し、相互に地域理解を深めるとともに、思考力や発表力、表現力を高め合いました。
さらに、11月11日は「渋沢栄一翁語らいの日」として、市内全29校の小中学校で「こころざし読本」を活用した授業や煮ぼうとう給食の実施など、栄一翁に関わる教育活動を実施し、「ふるさと愛し、夢をもち志高く生きる」児童生徒の育成に努めました。
その他にも、新規事業として幼稚園・保育園と小学校が連携した架け橋プログラムの実施や不登校児童生徒を支援するためのサマーキャンプの実施など、子供たちの関わる力の育成を目指した事業を実施し、未来を担う人づくりに努めてまいりました。
市教育委員会では、今後も子供たち一人一人を大切にする教育活動に全力で取り組んでまいりますので、引き続き、市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして幸多き年となりますことをご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。