ミニ消防自動車
このミニ消防自動車は,平成10年に深谷消防署の職員の手作りにより約2ヶ月かけて作りました。ナンバープレートも119です。
 社会科の授業で消防署へ見学にきた小学生や幼稚園のみなさんが試乗したり,深谷市で行われる「防災フェアー」「産業祭」などのイベントに参加して,市民のみなさんの火災予防の呼びかけなどに使われています。



工作車 (レスキュー車)         救急車


深谷消防署Q&A


Q1,消防署の訓練にはどんなものが
        ありますか。
A,操法訓練(火災現場での消火活動の訓
 練)レスキュー訓練(事故現場や火
 災現場で救出困難な場合の特別訓練)
Q2,消防車についているホースの長
        さは何メートルありますか。
A,1本のホースは20mあります。
  
Q3,どうして消防自動車は赤色なん
        ですか。
A,赤い色は注意をひく色であることと、
 炎の赤を連想させ、けいかい心をお
 こさせるためです。
Q4,消防自動車の中にはどれぐらい
        の水が入りますか。
A,普通車には1600リットル(ドラム
  缶8本)大型車(タンク車)には30
  00リットル(ドラム缶15本)の水
 がはいっています。
Q5,消火中に水が足りなくなったり
     近くになかったときはどうすの
     ですか。
A,中継送水(消防自動車を何台もつない
  で水を火災現場に送ります。)自然水
  利(川や池の水を使います。)
Q6,消防自動車の種類には,どんな
   ものがありますか。
A,消防ポンプ自動車,水そうつきポンプ
 自動車,化学消防ポンプ自動車,はし
 ごつき消防自動車,救助工作車,救急
 車,指令車などがあります
Q7,火災の連絡が入ってから出動ま
     で,何分ぐらいかかりますか。
A,深谷消防署では,消防自動車の出動の
  指令があってから1分以内に出動しま
  す。
Q8,深谷市では昨年に何件ぐらいの
     火事がありましたか。
A,平成10年は29件でした。
 深谷市のような人口10万人ぐらいの
  まちでは,全国平均で50件ぐらいの
 火災件数です。
Q9,消防自動車の値段はいくらぐら
     いですか。
A,いろいろな消防自動車がありますが、
 深谷市にあるはしご車は1億3千万円
 救助工作車は1億円 消防ポンプ車は1
 千万円くらいです。
Q10,深谷消防署では何人ぐらいの人
     が働いていますか。
A,130人で勤務しています。
  
Q11,今まででよかったことはどんな
   ことですか。
A,救急現場や事故現場で救助した人が,
  仕事ができるようになり元気で消防
  署にあいさつにきてくれた時や、手
  紙をもらったときが、一番うれしい
  です。
Q12,火事の火のそばに行って怖くあ
   りませんか。
A,消防士と言えども,消防の仕事はと
  ても怖いです。しかし,人の命や財
  産を守る使命感から,その怖さを乗
  り越え,人々のために火災現場に行
  かなければならないと思っています。
Q13,今までで一番大変だっことは何
   ですか。
A,火災現場でのけむりで苦しい思いを
  しました。一時は死ぬかとも思った
  くらいです。このようなときが苦し
  い命がけの仕事だと思います。
Q14,火事はどれくらいの水の量で消
   せますか。
A,ふつうの住宅火災を消すのに水の量
  が40トン(ドラム缶20本)ぐら
  い必要です。防火すいそうには、最
  低40トンの水が確保されています。
Q15,消防には、どんな部署がありま
   すか。    
A,1本部(深谷),1署(深谷),
  4分署(上柴・藤沢・豊里・岡部)
 があります。
Q16,はしご車はどれぐらいまでとど
   きますか。
A,24メートルと45メートルのはし
  ご車があります。深谷市で一番高い
 ビルが42メートルですから,深谷
 管内の火災には対応できます。
Q17,深谷消防署の建物はいつ頃作ら
   れたのですか。
A,昭和39年6月1日に現在の深谷消
  防署が建てられました。




最近の火災はここに注意!
 ここ数年の火災の傾向をみると、出火件数は増加傾向にあります。 ちなみに平成9年における火災の概要では、総出火件数は61955 件となり、平成6年に6万件を越えて以来、その水準を保っておりま す。平成9年中の建物出火原因のトップは「こんろ」、2位は「たば こ」、3位は「放火」、4位は「放火の疑い」、5位は「ストーブ」 の順となっています。  調理中にこんろのそばを離れる時は火を消すことや、たばこの火の 始末には、くれぐれも注意することが肝心です。また気になるのは、 放火による火災が増えていること。街ぐるみで、放火されにくい環境 を整えることも大切です。 大きな火災も、最初は小さな火から発生します。ここで、もう一度 小さな火の怖さを見直しましょう。

   忘れていませんか?阪神・淡路大震災の教訓

 阪神・淡路大震災の火災原因で特徴的なのは、電気ストーブや鑑
賞魚用ヒーターなどの電気製品からの出火が多かったこと。これは
ストーブや水槽が転倒したことから通電後、発熱して出火したもの。
 また、地震発生が冬の早朝だったため、石油ストーブからの出火
も多くみられました。  普段から、電気製品は正しく使用し、使用
しないときはプラグを抜くことや、棚などが転倒しないように止め
ること。また、災害で避難する際は、火の元の確認と、電気ブレー
カーを切ることが地震火災の予防につながります。
 さらに、最近は、出火防止上有効な安全装置の付いた電気・ガス
石油機器等が開発されています。買い換えるときには、これらを選
ぶようにしましょう。

防災の知恵袋 1

        初期消火のタイミングは?
 せっかく消火器を持っていても、その使い方や消火の方法を誤ると
火を消せないばかりか自分が被害を受けることも。火事になったら、
できるだけ大声で周りに火事を知らせることが大切。
 消火のポイントは、まず、出入口を背中にして自分の避難路を確保
し、火の元へかけること。消火器で消せるのは天井に燃え広がる前ま
でですので、家族や近所の人が協力してできるだけ早く119番通報
を。   

防災の知恵袋 2

      イザという時、こんなものが役立ちます。
災害時には、アイデア次第で身の周りの物が代用できます。
・段ボール─── マット代わりや非常時の燃料として。           
・ラップ────包帯の代わりや食器にかぶせて使い、洗い水の節約に。
・古新聞────防寒着として下着の下に。燃料資源としても使えます。
・ゴミ袋────穴を開けてレインコート代わりにすっぽりかぶる。    
・シャツ────数枚のシャツと2本の棒で簡易タンカに。           


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