深谷市指定文化財

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○史跡

深谷城外濠跡 (ふかやじょうそとぼりあと)

 深谷城は、唐沢川、福川などに囲まれた低湿地に築かれた平城で、城の周囲は堀で複雑に囲まれていたと考えられるが、当時の景観はほとんど見ることはできない。富士浅間神社(智形神社)の社殿を巡る池と水路に往時の姿をとどめるのみである。
 富士浅間神社(智形神社)は、深谷上杉氏の祈願社であった。

■平忠度供養塔(たいらのただのりくようとう)

 供養塔のある清心寺は、市内西にある古刹。
 平忠度の墓といわれるが、正しくは、源平一ノ谷合戦で忠度を討った岡部六弥太忠澄(おかべろくやたただすみ)が後に建てた供養塚である。
 土塀に囲まれた中に、質朴で重量感のある五輪塔と板碑が並ぶ。板碑は、考古資料として市指定文化財。

■木の本古墳群(きのもとこふんぐん)

 かつて原郷、東方の福川右岸の台地上には、幡羅十八塚と呼ばれる古墳群があったが、現在、そのうち12基の古墳等を市指定文化財に指定している。また、木の本古墳群は、埼玉県選定重要遺跡にも選定されている。
 これらの古墳は、古墳時代後期の小規模な円墳がほとんどであるが、左の写真の3号墳は、その中でも保存状態のよいもののひとつ。

■岡部藩主歴代の墓 附安部大蔵君碑

 天正18(1590)年、徳川家康の関東入国と共に、その家臣安部信勝に岡部領が与えられた。その後安部氏は、各地の領地を合わせ二万石の大名となり、菩提寺である源勝院に歴代藩主の墓が築かれた。2代信盛から13代信宝までの墓が一列に建ち並ぶ姿は、壮観である。
 他に源勝院の境内には、信勝の祖父安部大蔵元眞の業績を顕彰した石碑が建つ。

 

記号番号 名称 員数 所在地 所有者 時代 法量 概要 指定年月日 変更年月日
史1 深谷城外濠跡
(ふかやじょうそとぼりあと)
  本住町16 深谷市 室町〜江戸   富士浅間神社(智形神社)社殿を巡る水路と池として残存 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史2 平忠度供養塔
(たいらのただのりくようとう)
1基 萱場441 清心寺 鎌倉〜室町 総高145p 五輪塔 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史3 上杉房憲・憲盛墓
(うえすぎふさのり・のりもりはか)
2基 人見1,391 昌福寺 室町 房憲墓全高90.5p
憲盛墓132.6p
共に宝篋印塔 S33.11.3
(房憲)
S36.11.3
(憲盛)
H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史4 上杉憲賢室高泰姫墓
(うえすぎのりかたしつたかやすひめはか)
1基 田谷308 高台院 室町 全高104.5p 宝篋印塔 姫は本寺の中興開基 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史5 蓮沼氏館跡
(はすぬましやかたあと)
  蓮沼578他 淡島神社他 鎌倉   猪俣党蓮沼氏の居館跡 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史6 荏原氏館跡
(えはらしやかたあと)
  江原375他 浄光寺他 鎌倉   猪俣党荏原氏の居館跡 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史7 増田氏館跡
(ますだしやかたあと)
  上増田218他 個人 室町   増田四郎重富の居館跡 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史8 内ケ島氏館跡
(うちがしましやかたあと)
  内ケ島644他 永光寺他 鎌倉   猪俣党内ケ島氏の居館跡 内ケ島五郎は永光寺開基  S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史9 伝幡羅太郎館跡
(でんはたらたろうやかたあと)
  原郷362 個人 平安   太郎は成田氏の祖 助高の父 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史10 秋元氏陣屋跡
(あきもとしじんやあと)
  秋元町 深谷市 室町   秋元氏は上杉氏の重臣 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史11 松平源七郎康直墓
(まつだいらげんしちろうやすなおはか)
1基 本住町8-34 三高院 安土桃山 全高100.6p 宝篋印塔 徳川家康関東入国後の初代深谷城主 S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史12 大忍魯仙和尚墓
(だいにんろせんおしょうはか)
1基 矢島744 慶福寺 江戸 全高90p 無縫塔 「文化八年(1811)三月九日」銘有り S33.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史13 庁鼻和城跡
(こばなわじょうせき)
  国済寺521他 国済禅寺他 室町   深谷上杉氏三代(憲英・憲光・憲信)の居城跡 S34.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

1.庁鼻和城跡北西隅外廓土塁
(こばなわじょうせきほくせいすみそとくるわどるい)
  原郷2151-12 個人 室町   S48.11.3
2.庁鼻和城跡物見櫓跡
(こばなわじょうせきものみやぐらあと)
  国済寺495 個人 室町   S48.11.3
3.庁鼻和城跡北東隅起点
(こばなわじょうせきほくとうすみきてん)
  国済寺564 個人 室町   S48.11.3
史14 人見氏累代墓
(ひとみしるいだいはか)
5基 人見1,692 一乗寺 鎌倉 五輪塔総高各133p、110p、143p
板石塔婆現存高各156p、128p
猪俣党人見氏の墓所 五輪塔3基、板石塔婆2基 S35.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史15

畠山重能墓
(はたけやましげよしはか)

1基

畠山、重忠公史跡公園

井椋神社

鎌倉

 

重忠の父の墓と伝えられる自然石

S36.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1
史16

高札場跡
(こうさつじょうあと)

1基

本田

春日神社

江戸

高さ3.2m

江戸から明治にかけて作られたもの

S37.1.29

(記号番号変更)
H18.1.1
史17 秋元氏墓
(あきもとしはか)
2基 上柴町西4-26-1 元誉寺 室町   宝篋印塔残欠 景朝・長朝父子のもの S37.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史18 上杉氏歴代墓
(うえすぎしれきだいはか)
14基き 国済寺521 国済禅寺 室町   宝篋印塔を主とする石造物群 二代当主憲光・六代当主憲清を始めとする 一族の墓所 S37.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史19 北亭為直墓
(ほくていためなおはか)
1基 田谷308 高台院 江戸末期 全長85p 「安政六未歳(1859)正月八日」銘有り S39.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史20 東方城跡
(ひがしかたじょうせき)
      上杉氏家臣の居城跡と伝えられる S43.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

1.東方城跡
(ひがしかたじょうせき)
  東方1,790 個人 室町〜江戸  
2.東方城塁跡 1号
(ひがしかたじょうるいあと)
  東方1,968  個人 室町〜江戸  
3.東方城塁跡 2号
(ひがしかたじょうるいあと)
  東方1,873 個人 室町〜江戸  
史21 木の本古墳群
(きのもとこふんぐん)
     

 

  H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

1号墳

 

原郷1,677 個人 古墳 墳丘現存高6m
同面積594u
円墳と推定される S44.11.3
原郷1,983 個人
2号墳   原郷1,787 個人 古墳 墳丘現存高3m
同面積297u
円墳と推定される 通称「地蔵山」 S44.11.3
3号墳   原郷1,976 深谷市 古墳 墳丘現存高さ5m
同面積594u
円墳と推定される S44.11.3
4号墳   東方1,972 個人 古墳 墳丘現存高3m
同面積297u
円墳と推定される 通称「おとか塚つか」 頂部に稲荷社 S44.11.3
5号墳   東方1,746 個人 古墳 規模不詳 円墳と推定される 明治時代初頭に太刀・刀子等出土 頂部に祠 石碑の原材は石室の蓋と伝わる S44.11.3
7号墳   原郷1,947 個人 古墳 墳丘現存高3m
同面積99u
円墳と推定される 頂部に氏神の祠 S45.11.3
8号墳   東方1,765-3 個人 古墳 墳丘現存高3m
同面積198u
円墳と推定される S45.11.3
9号墳   東方1,856 個人 古墳 墳丘現存高3m
同面積264u
円墳と推定される S45.11.3
10号墳   原郷1,258 個人 古墳 墳丘現存高2m
同面積99u
帆立貝型前方後円墳と推定される 頂部に氏神の祠 S45.11.3
11号墳   原郷1,260 個人 古墳 墳丘現存高3m
同面積231u
円墳と推定される S45.11.3
12号墳   原郷1,200  個人 古墳 墳丘現存高3m
同面積175u 
円墳と推定される 頂部に天神社 S45.11.3
史22 杉田因幡墓
(すぎたいなばはか)
1基 深谷町3-81 西運寺 江戸初期   深谷上杉家の宿老の一人 上杉家滅亡後、土着 S44.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史23 菊図坊祖英塚
(きくとぼうそえいはか)
1基 稲荷町2-5-21 東源寺 江戸 全長82p 自然石 祖英は江戸時代中期の俳人 明和五年(1768)深谷在住の俳人により建立された S46.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史24 新開荒次郎実重墓
(しんがいあらじろうさねしげはか)
1基 新戒198 東雲寺  鎌倉   五輪塔 実重は当寺の開基 唐破風屋根付石塔は江戸時代建立の追善供養塔 S48.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史25 新開荒次郎実重夫人墓
(しんがいあらじろうさねしげふじんはか)
1基 新戒222 大林寺 鎌倉   五輪塔 夫人は当寺の開基 唐破風屋根付石塔は江戸時代建立の追善供養塔 S48.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史26 論所堤定杭
(ろんじょつつみさだめぐい)
1基 江原685-2 江原自治会 江戸 切石高90p
幅42.5p
厚さ28p
基礎台石 寛永期〜文久期の洪水論争裁定の際の定杭 「定杭一番」 「文久二戌年(1862)十一月」の銘有り S49.11.3 H3.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1

史27

岡部藩主歴代の墓
附 安部泰蔵の碑
(おかべはんしゅれきだいのはか)

12基
附1

岡部786

源勝院

江戸

 

源勝院は安部家の菩提寺。2代信盛から13代信寳まで

S51.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1
史28

安部摂津守屋敷跡
(あんべせっつのかみやしきあと)

 

岡部

岡部自治会

江戸

 

岡部藩主安部家の屋敷跡

S51.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1
史29

百庚申
(ひゃくこうしん)

127基

岡3158

岡上自治会

江戸

 

万延元年(1860)旧岡村の融資13人により計画され、翌年完成

S51.11.3

(記号番号変更)
H18.1.1
史30

黒田古墳群
(くろだこふんぐん)

3基

黒田

深谷市

古墳後期

 

6世紀後半の古墳群。前方後円墳1基と円墳2基を保存。

S52.4.1

(記号番号変更)
H18.1.1
史31

旧地頭花井家歴代の墓
(きゅうじとうはなしけれきだいのはか)

14基

本郷1749

定光院

江戸

 

旧本郷村は、江戸時代をとおして花井家の領地となっていた。

S54.4.1

(記号番号変更)
H18.1.1
史32

お手長山古墳
(おてながやまこふん)

1基

岡1872-1

岡上自治会

古墳

高さ3m
墳長60m

6世紀末頃に築造された前方後円墳

S54.4.1

(記号番号変更)
H18.1.1
史33

寅稲荷塚古墳
(とらいなりづかこふん)

1基

岡1685

岡上自治会

古墳

高さ3m
墳長50m

6世紀後半に築造された前方後円墳

S54.4.1

(記号番号変更)
H18.1.1
史34

四十坂浅間山古墳
(しじゅうざかせんげんやまこふん)

1基

岡1203

当後自治会

古墳

高さ4m
墳長35m

かつて50余基あったといわれる四十坂古墳のうち、ただ1基現存する円墳

S54.4.1

(記号番号変更)
H18.1.1
史35

前原愛宕山古墳
(まえはらあたごやまこふん)

1基

普済寺1536

普済寺自治会

古墳

高さ5.5m
一辺37m

古墳時代終末期の築造と推定される方墳

S54.4.1

(記号番号変更)
H18.1.1
史36

お茶々の井戸
(おちゃちゃのいど)

1基

小前田

個人

鎌倉

 

荒川の左岸にあたる所で、付近を鎌倉街道が通っていたと伝えられている。

S59.7.1

(記号番号変更)
H18.1.1
史37

永田の弁天池・代次郎ケ池
(ながたのべんてんいけ・だいじろうがいけ)

2基

永田

深谷市

戦国・明治

 

弁天池は、干害に苦しんでいた人々が灌漑用の井戸を掘り、それが池になったものと言われる。代次郎ケ池は、弁天池が枯れそうになったため、明治20年に長島代次郎が中心となって新たな池を作ったもの。

S61.10.20

(記号番号変更)
H18.1.1
史38 木の本塁跡
(きのもとるいせき)
  原郷1,975 深谷市     形態・規模不詳 一部残存 H3.11.3 (記号番号変更)
H18.1.1
史39

白蓮院の墓
(びゃくれんいんのはか)

1基

岡部653

白蓮寺

江戸

高さ146cm

白蓮院は、岡部藩主の祖、安部大蔵元眞夫人で、天正18年(1590)駿河から岡部へ移るとまもなく没した。

H6.12.9

(記号番号変更)
H18.1.1

史40

鎌倉街道上道
(かまくらかいどうじょうどう)

1件

畠山1500

(株)アイリスオーヤマ

鎌倉

 

赤浜の渡しに下る坂道の上部に当たり、掘割遺構が良好に残る。

H15.6.12

(記号番号変更)
H18.1.1

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